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国際誌に掲載! 島根大学・理研との共同ワークショップの英語論文が快挙2025.10.31

学校・教員 教員研修

■島根大学×理化学研究所×アルバ・エデュによる「伝わる、つながる」発表力育成の挑戦

「伝わらないのは、もったいない。」
そんな想いから生まれたプレゼンテーション教育の取り組みが、国際学術誌『Frontiers in Education』に掲載されました。

掲載されたのは、島根大学 生物資源科学部 古水千尋准教授と理化学研究所 市橋泰範チームディレクターによる英語論文『Making a difference through presentations: Let’s speak, communicate, and connect!(2025年10月15日公開)』。

この論文では、2024年3月にアルバ・エデュ代表の竹内が講師を務めた「植物科学プレゼンワークショップ2024 ― 話そう!伝えよう!つながろう!」の成果と展望が紹介されています。

■研究者たちが挑んだ「プレゼン教育」

研究発表や講義、就職活動など、研究者にとって「伝える力」は欠かせません。しかし、日本の大学や研究機関では、体系的なプレゼン研修の機会が限られているのが現状です。そこで、島根大学・理化学研究所・大阪大学の若手研究者が中心となり、分野や所属を超えて「誰もが学べる場」をつくりました。

アルバ・エデュは、長年培ってきたプレゼン教育のノウハウを活かし、研修設計と指導を担当。自分を主語にして、情熱をもって伝える練習を行いました。

島根大学プレスリリースより掲載させていただきました)

■アンケートで見えた「日本の課題」

参加者へのアンケートからは、プレゼンへの苦手意識を持つ人ほど体系的な研修の機会に恵まれていないことが明らかになりました。つまり、「フィードバックの機会が少ない」「個人の経験頼みになっている」という課題が浮き彫りに。本研修のように、専門家が体系的に支援する環境づくりの重要性が示されました。

■つながる学び

本ワークショップは、専門分野を超えた交流を生み出し、「話す・伝える・つながる」ことの楽しさを参加者が実感する場となりました。古水准教授は次のようにコメントしています。

「日本ではプレゼンテーションの重要性がまだ十分に認識されていない一方で、海外では当たり前のスキルとして扱われています。これからも、発表の力を磨き、学び合いながら成長できる場をつくっていきたい。」

 

アルバ・エデュは、子どもだけでなく、誰もが自分の言葉で伝えられる社会を目指しています。
今回の島根大学・理研との連携は、科学の世界でも「話す力」が求められていることを示す象徴的な事例となりました。これからも、教育現場を中心に、さまざまな分野や地域社会に向けて、「伝わる力」を育む活動を広げ続けていきます。

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