自分を知るワークショップvol.1『茶の湯体験x プレゼンテーション』開催2015.7.12
アルバ・エデュでは2015年7月12日に、未就学児から高校生までを対象に
自分を知るワークショップvol.1『茶の湯体験 x プレゼンテーション』を都内の茶室にて実施いたしました。
以心伝心、阿吽の呼吸…日本人がもともと得意としてきたコミュニケーションは、お茶室に凝縮しています。
今回のワークショップは、グローバル時代の今だからこそ、古典の茶道体験を通して、私たちのコミュニケーション方法のルーツを探り、その文化を改めて体感していただくことに主眼を置きました。午前・午後とでセッションを分け、3才の可愛いお客様から、海外留学から戻りたての高校生たち、そして保護者の方たちまで、四畳半の茶室にて、茶道のお茶会という一座建立の日本流コミュニケーションを味わっていただきました。
初めてのお茶会を体験されるお子様も多い中、お菓子・お茶のいただき方や茶道のコンセプト、日本文化の精神世界などを、歴史にも触れながらご説明し、ご参加者には、露地、飛石、蹲、にじり口など、俗世界を離れた非日常空間で繰り広げられるコミュニケーションの特徴や空間を五感で味わっていただきました。その後は恒例のワークショップスタイルで、お茶室で感じたことを発表し合い、そこから導くグローバル・コミュニケーションへの課題を参加者全員でディスカッションしました。核心に迫る感性豊かなコメントがつぎつぎ飛び出し、子ども達のポテンシャルの高さ、頼もしさに感動すると同時に、彼らを導く大人の責任を感じる一日でもありました。
アルバ・エデュでは、今後も、自己のアイデンティティの確立につながるこうした企画を通じて、次世代の発言力の強化に努めてまいります。