ACTIVITY REPORT

活動報告

活動報告

  • 出前授業
    言語能力向上拠点校の都内公立中学校で出前授業を実施

    2015年10月19日、東京都あきる野市立御堂中学校にて、中学3年生の全3クラス計120名に向けて、「話すちから」をテーマとした出前授業を実施しました。御堂中学校は、東京都教育委員会の指定する言語能力向上拠点校(旧呼称は「言語能力向上推進校」)として、伝統的な言語文化の理解や社会生活に役立つ言語の技能の育成を重視した取り組みを3年間実施されており、同校での出前授業は、本年6月に続く第2回目となります。 今回の講義では、「話すちから」は一生モノの「ちから」であることを一貫してご説明しました。そのうえで、生徒たちが高校入試を控えていることを踏まえ、面接・集団討論にも有用な「面接の5つの原則」を伝授。各自の進路選択についても、アルバ・エデュ独自の「自分棚卸ワークシート」を使って考察していただきました。人前で話すうえで欠かせない「発声練習」も行い、最後には複数の代表生徒に、進路についてプレゼンテーションをしていただきました。 代表生徒のプレゼンテーションの中には、ご家族のリハビリの様子を目にした経験から中学卒業後に学びたい内容を明確かつ論理的に発表された方もおり、自分や自分を取り巻く環境と向き合い、深く考えて自分の将来をつかみ取ろうとしているちからを感じ、大変感銘しました。最後になりましたが、前回に引き続き、このような機会を頂戴しました御堂中学校の教職員の皆様には、改めて御礼申し上げます。

  • ワークショップ
    小学生向けワークショップ『ロジカルシンキング x プレゼンテーション』開催

    2015 年10月4日に小学3年生~6年生を対象としたワークショップ(Vol.17)『ロジカルシンキング xプレゼンテーション』を開催いたしました。   昨年8月の「問題解決法を学ぶワークショップ」 本年3月に実施した「ロジカル・クリティカルシンキングワークショップ」 に続く第3弾となる今回のワークショップは 社会人向けリーダーシップ研修などを行うチェンジウェーブ共同代表の*河村有希絵さんとの コラボレーションで企画いたしました。   まず、子どもたち各自が自己紹介をした後、河村さんより「わかりやすく伝えるということ」と題したプレゼンテーションに関する講義をいただきました。子ども向けに明快でわかりやすくまとめられた講義を通じて、子どもたちは、自分の思いをどのようにまとめ、構成すれば、相手にわかりやすく伝わるのかを学習しました。その後はグループに分かれて、与えられたお題に対して、賛成・反対などの意見を、それぞれの理由とともにディスカッション。アルバ・エデュのファシリテーターのサポートも得ながら、各グループが意見を一つにまとめ上げたその後は、その意見を一つの「ストーリー」へと組み立てて、相手を納得させるプレゼンテーションへと完成させていきました。   実際の発表前には、アルバ・エデュの鉄板メニューとなっている発声練習を通じて、聴衆に届く声の出し方を確認、またリハーサルでは、アルバ・エデュの竹内と河村さんから、より具体的なプレゼン指導をいたしました。保護者や参加者の前でのプレゼンテーションでは、子どもたちの多くが、チームで話し合ったことを、台本も見ないで、ロジカルにまとめて発言していました。 すでに複数回、アルバ・エデュのワークショップにご参加いただいているお子さまの中には、まず結論を述べてからその理由を要点よくまとめるなど、ご参加いただいた当初と比べて大きな進歩が見られるようになりました。プレゼン後後の質疑応答セッションにおいても、リスナーから多くの質問がプレゼンターに寄せられ、大変な盛り上がりを見せた内容となりました。 アルバ・エデュでは、正解のない問題に対して、いかに論理的に考え、自分なりの意見や解答を導けるかは、トレーニングを続けることで養っていくことができると考えております。また、そうして導き出せた意見を、人前でも臆せずハキハキと、相手にとってわかりやすく伝えていく力が身につけられるよう、今後もさまざまな活動を通じて、その機会を提供してまいりたいと思っております。

  • ワークショップ
    親子ワークショップ『わが家の食育×プレゼンテーション~一緒にごはんを食べること~』開催

    2015年9月13日(日)に、未就学児から小学生までを対象とした親子ワークショップ(Vol.15) 「わが家の食育xプレゼンテーション ~一緒にごはんを食べること~」 を、テーブルシェアリング(一緒にごはんを食べること)活動を広めている団体・エリアル とのコラボレーション企画として開催いたしました。   エリアルの藤さんからは、動物が餌を食べる場面と人間の食事の風景がどのように違うのか、というお話から、テーブルを囲んで一緒に食事をすることの大切さについてのお話しをしていただき、さらにアルバ・エデュからプレゼンテーションの方法について簡単にご説明。 その後、ご参加の皆さまには、事前にご用意いただいた食に関する写真を交えながら、プレゼンテーションをして頂きました。事前のグループワークでは、日々くり広げられる当たり前の食という行為が、実はとてもオリジナリティ溢れる大切な時間であるということに、ご参加者それぞれが気づかれたようでした。「旬の素材を大切に、四季の移ろいが感じられる食卓」「忙しいけれど、愛情が伝わるパパッとメニュー」「一緒にキッチンに立つことで、親子のふれあいを大切にしたい。」など、それぞれのご家庭の食に対するあたたかい思いが披露された一方、「毎日のことで、メニューに困ってしまう。」「好きなおかずばかり食べて、苦手なものが残るのを改善したい。」など、子育て中のお悩みも打ち明けられました。 なかには3歳のお子様も、クレヨンで描いたペーパーを片手にお話をして下さり、とても微笑ましいプレゼンテーションとなりました。このように、小さい頃から人前でお話しをする機会をご提供することは、今後ともアルバ・エデュが力を入れて参りたいところです。       ワークショップの後半には、わが家の一品として持ち寄った軽食をいただきながらのテーブルシェアで、なごやかなランチタイムを楽しみました。ここでも、自然と話題になったレジピ紹介がプレゼンテーションの場に!     アルバ・エデュでは、人前で堂々と意見をのべる「発言力」を養うためには、話の組み立て方、発声法などのテクニック、本番での発表を多数経験すること、そして日々の対話力の向上が大切であると考えています。今回は、ご家庭の食卓の様子や、ご持参いただいた軽食などから、親子のあたたかい交流をうかがい知ることができ、終始なごやかな雰囲気のワークショップとなりました。ご参加くださった皆さま、そして、本企画提携のエリアルには、深く感謝申し上げます。 アルバ・エデュでは、次世代の発言力を強化するワークショップにおいて、今回のように社会をよりよくしようとしている社会起業家を紹介する機会も作りたいと考えております。 今後とも、発言力の向上をめざすアルバ・エデュのワークショップに、ぜひご期待ください。

  • 教員研修
    兵庫県立教育研修所にて講演『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』

    2015年9月2日(水)、代表の竹内による講演会を、兵庫県立教育研修所(兵庫県加東市)にて行いました。教員研修を担当されている研修主事の皆様に、『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』というテーマでお話をさせて頂きました。講演では、アクティブラーニングについて、日本人の考え方の特徴、いま求められている力について、そして最後にアルバ・エデュの活動をご紹介しました。   アクティブラーニングとは、「学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」で、「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」もので(注1)、具体的には、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等のほか、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も、有効なアクティブラーニングの方法であるとしています。 講演では、既にあるものを見直し、その取り入れ方や場面を整理をしました。また、本来日本人が持っている固有の思考を大切にした上で、新しいものを取り入れたら良いのでは、というお話もさせて頂きました。   お話を聞いて下さった兵庫県内教育研究所連盟会長、兵庫県立教育研修所長の小山様からは、「『今』『ここ』とつなげることが大事であることや、日常生活の中での対話が大切であることなど、私たち教育に携わるものにとって、大いに参考となりました。またこれまでと違うまったく新しいものを導入するのではなく、日本的な思考を大切にしてアクティブラーニングを取り入れることが大切だというお話には大変感銘をうけました。」というお手紙を頂きました。   アクティブラーニングは、アルバ・エデュが推し進める「次世代の発言力向上」に繋がる、とても有効な手段です。私どもは、今後ともこのような講演会や出前授業などを通して、教育現場に関わる教職員の方々との連携を深め、生徒や学生の皆様に、時代に即した質の高い授業をご提供して参りたいと考えております。末筆ながら、講演会を企画して下さいました兵庫県立教育研修所のご関係者に、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

  • 教員研修
    兵庫県立教育研修所にて講演『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』を実施

    2015年9月2日(水)、代表の竹内による講演会を、兵庫県立教育研修所(兵庫県加東市)にて行いました。教員研修を担当されている研修主事の皆様に、『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』というテーマでお話をさせて頂きました。講演では、アクティブラーニングについて、日本人の考え方の特徴、いま求められている力について、そして最後にアルバ・エデュの活動をご紹介しました。   アクティブラーニングとは、「学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」で、「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」もので(注1)、具体的には、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等のほか、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も、有効なアクティブラーニングの方法であるとしています。 講演では、既にあるものを見直し、その取り入れ方や場面を整理をしました。また、本来日本人が持っている固有の思考を大切にした上で、新しいものを取り入れたら良いのでは、というお話もさせて頂きました。   お話を聞いて下さった兵庫県内教育研究所連盟会長、兵庫県立教育研修所長の小山様からは、「『今』『ここ』とつなげることが大事であることや、日常生活の中での対話が大切であることなど、私たち教育に携わるものにとって、大いに参考となりました。またこれまでと違うまったく新しいものを導入するのではなく、日本的な思考を大切にしてアクティブラーニングを取り入れることが大切だというお話には大変感銘をうけました。」というお手紙を頂きました。   アクティブラーニングは、アルバ・エデュが推し進める「次世代の発言力向上」に繋がる、とても有効な手段です。私どもは、今後ともこのような講演会や出前授業などを通して、教育現場に関わる教職員の方々との連携を深め、生徒や学生の皆様に、時代に即した質の高い授業をご提供して参りたいと考えております。末筆ながら、講演会を企画して下さいました兵庫県立教育研修所のご関係者に、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

  • 教員研修
    兵庫県立教育研修所『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』講演

    代表の竹内による講演会を、兵庫県立教育研修所(兵庫県加東市)にて行いました。 教員研修を担当されている研修主事の皆様に、『世界に伝わる発言力を育む~アクティブラーニングの手法を取り入れる視点~』というテーマでお話をさせて頂きました。講演では、アクティブラーニングについて、日本人の考え方の特徴、いま求められている力について、そして最後にアルバ・エデュの活動をご紹介しました。   アクティブラーニングとは、「学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」で、「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」もので(注1)、具体的には、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等のほか、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も、有効なアクティブラーニングの方法であるとしています。 講演では、既にあるものを見直し、その取り入れ方や場面を整理をしました。また、本来日本人が持っている固有の思考を大切にした上で、新しいものを取り入れたら良いのでは、というお話もさせて頂きました。   お話を聞いて下さった兵庫県内教育研究所連盟会長、兵庫県立教育研修所長の小山様からは、「『今』『ここ』とつなげることが大事であることや、日常生活の中での対話が大切であることなど、私たち教育に携わるものにとって、大いに参考となりました。またこれまでと違うまったく新しいものを導入するのではなく、日本的な思考を大切にしてアクティブラーニングを取り入れることが大切だというお話には大変感銘をうけました。」というお手紙を頂きました。   アクティブラーニングは、アルバ・エデュが推し進める「次世代の発言力向上」に繋がる、とても有効な手段です。私どもは、今後ともこのような講演会や出前授業などを通して、教育現場に関わる教職員の方々との連携を深め、生徒や学生の皆様に、時代に即した質の高い授業をご提供して参りたいと考えております。末筆ながら、講演会を企画して下さいました兵庫県立教育研修所のご関係者に、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

  • ワークショップ
    自分を知るワークショップvol.1『茶の湯体験x プレゼンテーション』を開催しました

    アルバ・エデュでは2015年7月12日に、未就学児から高校生までを対象に、自分を知るワークショップvol.1『茶の湯体験 x プレゼンテーション』を都内の茶室にて実施いたしました。   以心伝心、阿吽の呼吸…日本人がもともと得意としてきたコミュニケーションは、お茶室に凝縮しています。今回のワークショップは、グローバル時代の今だからこそ、古典の茶道体験を通して、私たちのコミュニケーション方法のルーツを探り、その文化を改めて体感していただくことに主眼を置きました。午前・午後とでセッションを分け、3才の可愛いお客様から、海外留学から戻りたての高校生たち、そして保護者の方たちまで、四畳半の茶室にて、茶道のお茶会という一座建立の日本流コミュニケーションを味わっていただきました。 初めてのお茶会を体験されるお子様も多い中、お菓子・お茶のいただき方や茶道のコンセプト、日本文化の精神世界などを、歴史にも触れながらご説明し、ご参加者には、露地、飛石、蹲、にじり口など、俗世界を離れた非日常空間で繰り広げられるコミュニケーションの特徴や空間を五感で味わっていただきました。その後は恒例のワークショップスタイルで、お茶室で感じたことを発表し合い、そこから導くグローバル・コミュニケーションへの課題を参加者全員でディスカッションしました。核心に迫る感性豊かなコメントがつぎつぎ飛び出し、子ども達のポテンシャルの高さ、頼もしさに感動すると同時に、彼らを導く大人の責任を感じる一日でもありました。 アルバ・エデュでは、今後も、自己のアイデンティティの確立につながるこうした企画を通じて、次世代の発言力の強化に努めてまいります。

  • 大学
    上智大学にて就職活動中の学生向けセミナーを開催しました

    アルバ・エデュでは、2015年6月8日(月)、上智大学にて、就職活動中の学生約50名を対象に、「面接に必要な“アピール力”の鍛え方」をテーマに講座を開催しました。講座では、今、まさに就職説明会や面接の真っ只中にある学生にとって有益な、面接での心得や自己PRのコツ(内容・構成等)について重点的にお話しするとともに、“アピール力”向上に直結する発声・表情の筋トレをご紹介し、実際に皆さんに練習いただきました。 自分のことをよく知らない相手に、自分の考えや思いを「伝える」ことは、目先にある面接対応にとどまらず、むしろ社会に出てから、より一層求められる力の一つです。アルバ・エデュでは、これから社会に羽ばたく学生の皆さんが、今回の受講を通して、「伝える」ことの重要性・必要性を再認識いただき、練習した筋トレを一生モノのスキルの一つとして身につけていただければ、この上なく嬉しく思います。 今般、当法人設立後初めて、就職活動中の大学生に向けた講座を実施する機会をいただき、アルバ・エデュでは、大学生向けキャリア教育や企業の新人研修など豊富な実績を持つキャリア・コンサルタントを軸に、ヴォイストレーナーやビジネス社会での幅広い経験を持つスタッフなど、それぞれの専門分野や知識・経験を融合させながら、講座開催に向けコンテンツの準備を進めてまいりました。就職活動中の学生の皆さんのニーズを満たしつつ、かつ、社会に出てからも、「あの時の講座、役に立っているなぁ」と後からも思い出していただけるような内容となれば幸いです。ビジネス社会においてはグローバル化が急速に進んでいますが、今回ご縁が合ってお会いすることのできた学生の皆さんが、人と異なることを恐れず、自分の考えや思いを堂々と伝え、いつの日か、時代の“変革者”として次世代をリードしていかれることを、心から期待しております。 最後になりましたが、今回の講座の機会をくださいました上智大学キャリアセンター長に、スタッフ一同、深く感謝の意を申し上げます。

  • 顧問就任にあたって

    6/1付で顧問に就任しました吉田です。どうぞ宜しくお願いします。 顧問と言いましても、アルバ・エデュの活動の応援団のひとりという気持ちでお手伝いさせて頂いております。   当初はまさにちょっと応援しようか、という軽い気持ちでお手伝いを始めました。ところが、スタッフの活発な議論を聞くにつけ、その趣旨や目指すところ、活動方法などに、うーむ、と唸るところがあるものですから、「あらら、もっとちゃんと応援しなければ」と感じているところです。   私自身は、これまで企業買収とか企業再生とか、企業そのものを対象とする仕事をしてきました。そこでは、法律や会計、金融や経営など、多方面に渡る知識やノウハウが必要とされます。ただ、これらの知識は書物になっているものも多く、今では本気になって本やネットで勉強さえすれば誰でも身につけることができます。つまり、そうした知識を持っているだけではビジネス的に成功することはできなくなっていて、多方面の関係者とのコミュニケーション能力の優劣がビジネスの成功・失敗を分けるようになっていると感じます。 自分の味方やチームには、自分の考えていることや戦略・方針などをきちんと発信して理解してもらう必要があります。そうでないとチームの信頼関係は崩れ、足並みが乱れ、厳しい勝負には絶対に勝てません。さらに、敵方にあたる交渉相手に対しても、こちらの意志や考えていることをきちんと伝えられてこそ、初めてまともな交渉になります。きちんとしたコミュニケーションをとれない人とは、絶対に良い仕事はできないな、と痛切に感じます。 このコミュニケーションの力は、書物を読んだだけでは決して上達しません。たくさんの「場数」を踏んで、鍛えられ、反省し、考え、改善する、ということの繰り返しが一番の方法です。この力をつけた子どもたちは、きっと自分に自信を持ち、周囲とも良好な関係を築けるようになり、様々なことが良い回転をし始めると思います。   もう一点、アルバ・エデュに参加しているスタッフの関わり方、です。 各スタッフは、それぞれに得意なことや「一芸」があり、経験や自信も持っています。ただ、子どもを抱えての家庭の事情など様々な理由から、自分の時間を仕事だけに使うことができない状態です。つまり、「能力や経験」、またそれらを「社会に活かしたいという意志」を持っているにもかかわらず、今までの一般的な企業社会では自分をフルに活かしきれないというジレンマを抱えているわけです。アルバ・エデュでは、こうしたジレンマを気にしなくて良い仕組みが前提になっています。それぞれが可能な範囲で貢献することを前提に、一芸を持った人たちが集まっている集団であり、一般の既存企業では活用しきれない能力・経験を社会に活かしていく取り組みとなっています。 日本社会はこれから「労働力人口減少→国力低下」という圧力にさらされるわけですが、まだまだ活かしきれてない潜在的な「宝」はたくさん眠っているのではないでしょうか。アルバ・エデュのような取り組みはもっと広がるべきですし、広がることによって社会全体の活力向上にもつながっていくのだろうと考えます。   私自身、自分の子供の教育については典型的なダメ親父ではありますが、その分の罪滅ぼし?も含めて微力ながら貢献して参りますので、皆様のご支援も引き続きよろしくお願いいたします。

  • 『子どもたちが将来笑顔で働けるために』

    私はアルバ・エデュの活動の傍ら、海外の投資家に金融サービスを提供したり、逆に日系企業の対外窓口の方々をサポートをする会社を経営しています。 不思議に感じるのは、日本の会社と違って、欧米の会社は、大企業でも、リファーラル(誰かの口頭による推薦)と、30分程度の電話での「こんな仕事頼みたいんだけどできる?OK、ではメール送るね」という程度の電話会議で、こちらの会社について、何の細かな背景チェックもせずに急にお仕事を頼まれたりすることです。 日系の企業の場合は、どこか新しいところに仕事を頼む場合には、まずウェブサイトやデータベースでその会社の実績や役員の略歴などを入念に調べ、「問題なし」と分かってようやく社内で稟議書がまわり、何人かの決裁ハンコを経てようやく契約が成立するというのが平均的なパターンなようです。 当然、取引開始までの時間も大きく異なります。私はこの取引のスタイルやスピードの差は徐々に縮まっていくと考えています。 最近、今の子どもたちの65%は大学卒業後、今は存在していない職業に就く、というレポートが発表されました(Cathy Davidson, NY市立大)。その結果、組織に雇われない生き方も増える、と言われています。そんな世界では、個人個人がスピード感を持って、自分の魅力や実力をアピールしていかなければなりません。これまでの日本のやり方であれば、企業の沿革、規模、学歴や職歴、資格などと言ったもので信用され、仕事が舞い込むこともあったでしょう。しかし、これからの時代は自力で仕事を獲得する力がますます必要になってくると思われます。 日本は人口も減り、情報や物の流通の活発化で海外との垣根も下がる中、日本のマーケットだけではビジネスが完結しない時代になってきます。また、資金力や事業承継の問題から、あるいは高い技能を狙う海外の投資家によって、資本や経営がますます国際化することでしょう。 そんな中、せっかく優秀な頭脳を持つ日本人の次世代が割り引かれて評価されたのではもったいない。出来る限りの「武器」は授けてあげたい、と思ったのが、この活動を始めたきっかけです。 日本人の次世代に発言力を。 私たちの活動は、子どもたちが将来笑顔で働くための処方箋だと考えています。 (Aska)